「障害者活躍推進プラン」の公表について

平成31年4月26日

 本年1月に設置した文部科学省障害者活躍推進チームにおける検討を経て、この度「障害者活躍推進プラン」のうち、「文部科学省における障害者雇用推進プラン」「障害者の生涯学習推進プラン」「障害者による文化芸術活動推進プラン」「教育委員会における障害者雇用推進プラン」を公表することとなりました(これにより、“重点的に進める6つの政策プラン”が全て出揃いました。)のでお知らせします。
  • 「文部科学省における障害者雇用推進プラン」は、省全体として障害者雇用を推進するという意識を徹底し、障害者の活躍の場を着実に拡充するため、障害者雇用の推進に関する実務責任者等の配置、理解促進に向けた職員研修の充実、多様な任用形態(プレ雇用、ステップアップ制度等)の導入などを盛り込んでおり、このような取組を通じて、障害者雇用率の達成に留まらず、障害者とともに働く環境を創り、障害者が意欲と能力を発揮し、一層活躍できる職場づくりを目指すものです。

 

  • 「障害者の生涯学習推進プラン」は、学校卒業後の障害者の主体的・継続的な学習の支援が重要な課題となっていることから、地方公共団体と大学や企業とが連携し、就労も見据えた学びの場づくりを進めること、学びの場の担い手育成のためのコンファレンスの開催、障害者の生涯学習を支援する先端技術の活用方策等の調査研究などを盛り込んだものとなっており、このような取組を通じて、障害者の真の社会参加や自立の実現を目指すものです。

 

  • 「障害者による文化芸術活動推進プラン」について、文化芸術は、新たな価値の創造や、他者の相互理解を進める力を持っており、障害者による文化芸術活動には、作品の魅力だけでなく、既存の文化芸術に対して新たな価値観を投げかけるなど、多様な価値を有するものです。本プランでは、先月策定された「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画」を踏まえ、鑑賞や創造、発表の機会の拡充や、権利保護の推進、文化芸術活動を通じた交流の促進、人材育成や情報の収集などの取組を通じて、我が国の文化芸術活動のより一層の推進や、共生社会の実現に向けて、しっかり取組を進めて参ります。

 

  • 「教育委員会における障害者雇用推進プラン」は、障害のある教師等が児童生徒等の身近にいることによる教育的効果も踏まえ、教育委員会における障害者雇用を積極的に意義付けて取組を推進するものであり、教師の障害者雇用に係る実態把握、大学等の教職課程における学生の支援や採用選考試験の改善、入職後の合理的配慮に係る好事例の収集・発信など、教師の養成、採用、入職後の各段階にわたる総合的な取組を通じて、都道府県等の教育委員会の取組を促すなど、障害者が教師等として活躍できる環境整備を進めてまいります。

 

本プランの取組を通じて、文部科学省として障害者のさらなる活躍を推進してまいります。

お問合せ先

総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室

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(総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室)